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森 敏*; 中西 友子*; 林 浩昭*; 大山 卓爾*; 内田 博*; 松橋 信平; 関根 俊明
Radioisotopes, 50(9), p.408 - 418, 2001/09
原研が中心となり開発を進めてきた植物研究用ポジトロンイメージング装置(PETIS)とこれを用いて研究を行うためにこれまでに開発してきたポジトロン標識化合物について、開発経緯と現状を解説した。また、PETISを用いた原研・大学プロジェクト共同研究で得られた知見として、植物体を構成する主要元素である炭,窒素などの化合物,植物内での物質輸送に重要な役割を果たすと考えられる水,ミネラルとして重要な金属元素等の動態に関して、植物生理学的な立場から、これまでの研究手法ではえられなかった知見の新規性,重要性について解説した。
関根 俊明
Program of Regional Training Workshop on GMP in Production of Tc99m Generator, 7 Pages, 1999/10
高崎研TIARAにおいて、ポジトロンを放出するC,N,F,V,Mn,Zn等の標識化合物を用いて植物の生理学的研究を行っている。この研究において、特徴的な植物用イメージング装置の概要とAVFサイクロトロンを用いるポジトロン放出核種標識化合物の製造法について報告する。植物用イメージング装置は現在植物の一部しか視野に入れることはできないが、植物が生きた状態で標識化合物の移行観測を可能にした。この方法による研究例として、鉄欠乏大麦におけるC標識メチオニンの移行研究の結果とその意義を紹介する。
四方 英治
JAERI 1273, 60 Pages, 1981/12
原子炉で照射した塩化カリウムからキュリー量のSを定常的に製造するための技術を開発した。最初に原子炉照射により生成するSとPの量的関係にを求めた。ついで、Sの分離回収のために、陰イオン交換法と陽イオン交換法を研究した。前者では、水ータノール系から大部分の塩化カリウムを沈殿除去する前処理法を導入した。陽イオン交換法では、Fe-型陽イオン交換樹脂カラムにより選択的にPを吸着除去する方法を開発した。定常生産には陽イオン交換法を採用し、グローブボックスを主体とする施設を建設してキュリー量のSの生産を開始した。標識化合物の製造研究では、原子炉照射した塩化カリウムから直接硫酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、元素状硫黄などを製造する簡便で安全な技術を開発した。またターゲットを厳重に管理した状態で取扱うことにより、Sの60%をチオ硫酸塩として回収するという特異な結果を得た。
工藤 博司; 茂木 照十三; 保泉 澄
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 47(9), p.2162 - 2165, 1974/09
被引用回数:1フローセン(CFCHClBr)のBrによる反跳標識を目的として、中性子照射したフローセン中に生ずるBr反跳原子の化学的挙動を検討した。ガスクロマトグラフ法によって生成物を分析したところ、CFCHClBrの他に20種以上のBrで標識された有機化合物が見い出された。CFCHClBrの放射化学的収率は照射時間に依存するが、最大約38%となり、4mCi-mmol程度の比放射能を有する標識化合物は十分純粋に分離精製することができると結論された。反跳標識の機構を解明するため、CFCHClBr-Br系におけるスカベンジャー効果についても検討し、CFCHClBrの高エネルギー反応収率と化学結合エネルギーとの関連についても考察した。